日本心理医療諸学会連合(The Japanese Union of Association for Psychomedical Therapy:UPM)は、故池見酉次郎(九州大学心療内科初代教授)先生の発想の基、心身医療及び心理学的援助を研究するbio-psycho-social領域の諸学会の連合体として1987年(昭和63年)に設立され、現在は15学会が加盟しています。その名称は医療心理ではなく心理医療となっていますが、心理学の立場を医療側が十分に理解するとともに、心理学系学会と医療系学会がお互いにその学問的特色を尊重し、相互理解と総合的発展を図ることを意図して命名されました。
UPMは設立以来毎年開催している日本心理医療諸学会連合大会では、加盟学会の特色を生かした心理療法の研修及び症例検討会が開催され、加盟学会を始めとした関連団体から高い評価を得ています。さらに設立当初からの主要テーマであった学会相互の交流に加え、心理・医療領域の科学的発展や社会に向けての情報発信にも力を注ぐなど、多様な取り組みを行っています。